自分の枠組みでは推し量れない救いの手 | 〔 ココロのオアシス入り口ページへ戻る 〕 |
日々の暮らす中で出くわす ほんの何気ないひとコマに
「必要なメッセージが込められてる」ってこと
ないでしょうか。
「あーっ! そっかぁ! そうかもな~」
と気づく瞬間が不意に訪れる・・・
最近そんな出来事が、ありました。
ドラマチックなお話ではまったくないのですが、
今回の 「そっか~」 を、自分自身に刻んでおきたくて
書いてみようと思います。
1週間ほど前のこと、
風呂掃除をしていたら
1匹のコオロギが ぴょんこおろぎ と飛んだのです。
「アラ~ これはまずいわ~ 困ったなぁ。。。」と思いました。
ハチのように飛ぶ虫なら
なんとか誘導して開いた窓から外に出してやれるのですが
相手はコオロギなんで そううまくはいくまい、と。
まずやったことは テレパシーを試みました。
「ねぇ、外に出してあげるから こっちにきて私に捕まってくれないかな~」
このやり方、稀にうまくいくことがあるのですが
このコオロギには通じなかったようで
捕まえようとしても逃げちゃいます。
コオロギ側に立っておもんばかると おそらく、
「ひゃ~っ! ヤバい! 怖い! 逃げなきゃ~」
という反応だったことでしょう。
とはいえ、深追いをするわけではないので、コオロギは、
「ほぅ~、危機一髪。
ほんま怖かった~ 生きた心地しなかったぁ~」
と、胸をなでおろしたかもしれません。
それから3日後 風呂掃除をしていたら・・・
ぴょん と跳ねました。
「あーーーーぁ。 まだいたのぉーーー
これはマズイ・・・ うーーーん こまった。。。」
コオロギは自力で外には出られないのだと思います。
風呂場なので窓は高い位置にある。
このコオロギにいかにジャンプ力があろうとも
その高さまで飛び上がることはできず、
じゃあ タイルの壁をよじ登れるか?
と言えばムリっぽい。タイルは滑るので。
それ以前に・・・、
コオロギの視界だと、
上方その位置に「外に開かれた窓がある」
ってことも どうやら気づけないんだろうな・・・
このコオロギ、
風呂場から逃れようと たぶん やみくもに色々やったろうなぁ・・・
うろうろ歩いたり ぴょんぴょん飛んだりしたろうなぁ・・・
私は再度テレパシーを送りながら(笑)
捕まえようとします。
相手は・・・ もちろん逃げます。
「お願いやから、私にその身をゆだねてくれん?
あんたのことを救ってあげたいのよ~ (マジで!)
この3日くらい ここから逃れようと
何度も何度もぴょんぴょんやってたんでしょ。
それでは ムリなのよ~!
どうか、捕まって。
すぐ外に出してあげるから!」 と。
でも、やっぱりお相手は・・・
わからないよう。。。 (仕方ないか)
私もあきらめ、
とにかくコオロギに水がかからないよう注意ながら
風呂掃除をしました。
で、
さらに3日程経って、また掃除してると・・・
ぴょん
と私の前に現われました。
「あれ、ちょっと弱った?」
そりゃそうかもしれない。
最初にみてから1週間くらい経ってるんだもんね。
お風呂だから水はあるけれど、何も食べずままよね。
いろいろ脱出も試みたんだろうけれど活路を見いだせず・・・
そんな状況なのでしょう。
「でも私が手を差し伸べてもまた逃げるよね。
どうする~?」
私も半ばあきらめてるので黙々と風呂掃除・・・
するとーーーー。
「あーーーっ叫び ごめんち~!」
あろうことか、今回は私の手がすべって
コオロギにシャワーの水がかかってしまったのです。
「わぁ~ やっちゃったわ~」
案の定コオロギは、その水に足を取られてバタバタと。。。
「おっ♪」
私は反射的にすぐさまその足をつかんで
(足取られてるので逃げられないから)
窓の外に放り出してあげました!
その間、ほんの数秒。
「なんだ なーーんだ、こういう手があったんだわ~」
と、一瞬での問題解決にちょっぴり拍子抜けしつつ、
まぁよかったよかった、と。
そして、何事もなかったかのように、
私は一心に床タイルをタワシでゴシゴシゴシゴシ・・・
その時 瞬間的に閃いたのです。
「これってそういうこと!?」
と。
閉じ込められた不自由な場所から
逃げたくて 抜けたくて
ここに居続けると生存の危機に陥ることも
なんとなく感じている。
抜けなくちゃと思うけれど
どうやったら抜けられるかはわからず
ぴょんぴょんはねてみる。 やみくもに・・・
色々動いてみるけれど、抜け方は一向にわからない・・・
なにより、
どこに活路(開かれた窓)があるかも見えていない。
たとえ見えたとしても そこに登ることは物理的に厳しい。
はねて はねて・・・
体力も消耗し 一体どうしたらいいのか・・・
一生懸命なんだけれど・・・
なんとか 抜け道を見出したいんだけれど・・・
ひとり必死で はねて 動いてみても わからない。
わからない。
でも、
実は、
そんな自分を外の世界に出してあげたくて
手を差し伸べてくれている存在がいる。
その存在は助け出してあげたいと すごーく思っている。
そんなことに まったく気づくことなく、
「こんなに色々やっても、ダメじゃん」
「ここから抜けたいよー」
「でも もうムリなのかな・・・?」
ぐるぐると色んなことがよぎりながら、もう気力も限界か、、、
という瞬間
降ってわいた訳がわからないことが起こり (=水をかけられ)
そこに足を取られて動けなくなる。。。
「あぁ~、もうカンネン。もうダメだ~」
と 恐怖におののいた瞬間、
ふわっと身体が上昇し 眼を開くと
外の自由な世界にいる・・・!?
え!? 何が起こった? ワタシ、抜けてる!!!
これが コオロギに起こったことかもしれません。
一体何が起こったか、頭では理解できずとも
「一瞬にしてミラクルが起こった」 ということだけは確か。
そして、
自分が逃げよう逃げようとしていた大きな手は
実は自分を救おうとくれていた、ということ。
あの時はそんなこと わかるよしもなくジタバタジタバタ・・・
そんな時
そのジタバタに強制ストップが入った。
もうダメと 観念した瞬間に
もう仕方ない とすべてゆだねた瞬間に
ミラクルが起こった。
こんな妄想の域っぽいアイデアが一瞬のうちに流れ込むって、
私も「自分だいじょうぶか?」とも思いました(笑)
でも、大切なことを瞬間的に見せてくれたような、
そんな感覚が私の中に残りました。
そして このメッセージはちょとした「希望」です。
私たちはあまりにも
真に起こっていることが見えず ジタバタしてるのかもしれない。
でも、見えていなくとも、
そんな自分を助けようとしてくれている大きな存在がいるのでしょう。
そして、自分の枠では思いもつかないカタチの
まるでミラクルのような解決方法って
あるんだ、ということ。
しかもそれは 拍子抜けするほど簡単なことなのかもしれない。
そういうこと、ちゃんと知っとくように。
と、このメッセージが届けられたのかもしれません。
そして、もうひとつのメッセージ。
あのコオロギは
ぴょんぴょんしているうちに ある日突然
うちのお風呂の窓経由で風呂場に陥ってしまったのです。
そこに陥るや、抜けたくでも出られなくなった・・・
「一体何が起こってるの? なんでこんなことが起こるの?
どうしたら抜けられるの?」
突然何かに足を取られたかのようになり
世界が一転してしまう・・・
こういうことも 生きていると 時として起こってしまう。
突如 人生の景色が大転換してしまう、ということが。
でも、何が起こったとしても、
自分の小さな枠を超える解決方法やミラクルが
この世界にはあるんだよ・・・
この教え、大切にしたいと思います。
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